奈良県立大准教授のラナシンハ・ニルマラさん。学生に対し、「日常からいったん離れ、枠を超える勇気を持ってほしい」と語る=奈良市船橋町の同大
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 人口減少といった課題を抱える地方都市で、観光をツールとしていかに生かすか。スリランカ出身で、奈良県立大学准教授ラナシンハ・ニルマラさんは「観光と持続可能性」をテーマに、研究に取り組んでいる。

 大学卒業後、国費留学生として日本に来たのは2010年4月。立教大で観光学の博士号を取得し、17年から奈良で暮らしている。

 滑らかな日本語で、「奈良は故郷のピティパナ・ホーマーガマに雰囲気が似ている。佐保川沿いの景色が好きです」と話す。

 観光学を専攻にしたのは偶然…

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